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肩首周り気になっていませんか?
産後に肩首周りが気になっている方は少なくないです
今回は第2弾として骨格の変化に対してスポットを当てていきます
筋肉と骨は密接に関係しております
頸椎の変化
下を向くことが多くなると首の前の筋肉に負担が掛かりますが頸椎にも負担になります
頸椎のカーブ【生理的弯曲】は下を向いている時間が長くなるとまっすぐに変形してきます
本来の頸椎は弯曲のおかげで頭の重さをスプリングのように働かせ重さを分散しています
ストレートネック
この弯曲が無くなってしまうと頭の重さが分散せず肩回り背中のほうに直接かかってきてしまいます
現代ではスマホやパソコン操作によって下向き前のめりの姿勢が多く取られるため頸椎がこの形に変化している人が多くいます
胸椎の変化
肩が前に来てしまうと背中が丸まり猫背になります
猫背になると胸椎の椎間関節が負担を受け始めます
呼吸も浅くなり肋骨の動きも悪くなり肋骨と椎体の胸肋関節の可動性も悪くなり違和感や痛みを出し始めます
また胸肋関節周りの背中の筋肉にも影響し背中の違和感の原因にもなります
肩甲骨の位置の変化
肩甲骨は関節で支えられている部分が1つだけです
肩鎖関節という関節は肩甲骨を支えるための働きはほとんどしておらず肩甲骨を支えるのは筋肉に依存しています
肩甲骨の外側への変位は肩甲骨にくっつく筋肉への負担となり緊張し肩甲骨の可動性も低下していきます
肩甲骨の可動性の低下により背中、首、肩周りに影響を及ぼし肩こりや背中の違和感が強く感じられます
上腕骨の位置の変化
抱っこや抱っこひもの影響で上腕骨が内側に巻き込まれるような力が働いてしまいます
肩は前に変位し胸筋はもちろん上腕骨にくっつく回旋筋腱板にストレスを与えます
回旋筋腱板は肩甲骨から始まり上腕骨にくっつく肩のインナーマッスルです
この筋肉は外側からマッサージすることが難しく緊張をほぐすのは難しいところになっています
まとめ
今回は骨格にスポットを当てて説明しました
筋肉は骨にくっつくものなので位置関係や骨格の形状は非常に重要です
筋の緊張を和らげ骨の位置関係を正常に近づけることによって症状の改善を図ることができます
今回のエクササイズは首周り肩甲骨背中のエクササイズになります
ストレッチポールがある方は使っていただき、無い方は毛布など丸めて代用してください
1.ポールまたは丸めた毛布の上に仰向けになってねてください
2.両腕を顔を洗うような感じで体の前でくっつけ息を吸いながら上にあげていきます
3.息を吐きながら腕を根元から回すように回旋させながら下におろしていきます
4.その際は肩甲骨も動くように意識します
5.両手を前に伸ばし右手で左の手首をつかみます
6.左手を10回回し右の肘をそのまま床につけます
7.両ひざはつけた肘とは逆の方向に倒し10秒キープします
8.反対も同じようにやります
動画を参考にしていただき1日3回×2セットやってみてください
肩首周り、背中を良好な状態にして元気に家事育児に励んでください
動画を参考にやってみてください!
https://youtu.be/uLGYX3LbBAc