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骨盤底筋をご存じでしょうか?
産後にこの筋肉が緩んだり、傷ついたりすると様々なトラブルや症状が起こってきます
放置していても徐々に症状が落ち着いてくる方もいますがそうでない方は意識的に骨盤底筋を働かせる必要があります
今回は骨盤底筋にスポットを当てていきます!
骨盤底筋とは?
骨盤の下に位置する筋群の総称
骨盤の中の臓器、膀胱・子宮・直腸を支えているところです
この部分に緩みや傷があると骨盤内の臓器も下がってきて機能が低下してしまいます
産後の骨盤底筋
妊娠中、分娩時にはホルモンの影響で骨盤の関節や結合部の靭帯が緩むため一緒に骨盤底筋も緩んできます
また、経腟分娩で傷つくこともありその影響で骨盤底筋の機能が低下することもあります
帝王切開であっても骨盤底筋は緩むため症状が出ないわけではないです
この状態でそのままにしておくと様々なトラブルが起こる可能性があります!
骨盤底筋の緩み、傷つきにより起こるトラブル
膀胱
筋緊張の低下により尿漏れしやすくなります
おしっこを止めるための筋肉がうまく働かくなり息んだ時、咳、くしゃみ、果ては立ち上がる瞬間など日常生活の中でかなり気になり困っている方も多いです。
また、尿切れの悪さや残尿感も出てきたりしますのでかなりうざったいと訴える方もいます
子宮
骨盤底筋のゆるみにより臓器の位置関係が崩れ下垂してしまう子宮脱
子宮への血流が悪くなり子宮自体の機能が落ちてしまい2人目不妊の原因になったりもします
直腸
腸の動きが悪くなったり、腸へ向かう血流が悪くなることにより便秘を引き起こします
マイナートラブルと言われ他人に相談しずらい部分でもあり1人で悩まれる方も少なくないはずです
無理な運動は注意!?
尿漏れ等の症状がある場合や産後間もない時期に無理な腹筋運動やトレーニングを行うと骨盤底筋に負担をかけることになります
緩んだ骨盤底筋に強い腹圧が加わるとさらに引き延ばされよりゆるみを助長することもあります
それにより症状が悪化することもあるため基本的には無理な運動は控えたほうがいいです
まとめ
骨盤底筋は骨盤内の臓器を支える重要な場所
妊娠後期、経腟分娩で緩んだり、傷ついたりします 帝王切開でも同様なことが起こりえる
骨盤底筋の緩みでマイナートラブルを経験される方は少なくない
無理な運動や腹筋などは症状を悪化させる可能性がある
産後ケアとしても大切な部分
今後20年30年先も重要になる場所であるためしっかりと使える状態にしておくことが必要です
今回ご紹介するエクササイズは骨盤底筋のトレーニングとなっております
ぜひやっていただき快適な日常生活を送りましょう!
1.仰向けに寝て両ひざを立てます
2.股の間にクッションまたはピラティスボールを挟み両手は上にあげます
3.お腹を膨らませるように息を吸い股を閉じます
4.おしっこを我慢するように膣を締めお腹をへこますように息を吐きます
こちらが運動の動画になっております
参考にしていただきぜひ運動してみてください
https://youtu.be/lMhz8hLAKCw