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つわりきつくないですか?
男である私がつわりの本当のつらさを理解することはできません
しかし、つわりの症状が強く出ている妊婦さんにとってつわりがあるのとないのとでは日常生活に大きく違いが出てきます
今回はつわりにスポットを当てて説明させていただきます
1人でも多くの方のつわりの症状の軽減に役立てれば幸いです
つわりとは!?
原因は特定されていません
ホルモンの増加による体調の変化が大きく関係しているといわれています
なので多胎妊娠の場合ホルモンの分泌量が多くなるのでつわりの症状が重くなる傾向にあります
・自律神経の乱れ
・栄養素の過不足
・精神的ストレス
これらの要因はつわりを悪化させる要因になります
基本的な対策として!
適度な運動が必要です
例)ウォーキング、マタニティヨガ、マタニティスイミング
十分な休息
1日15分程度の仮眠
無理をせず必要と感じたら休憩をこまめにとる
妊婦用マルチビタミンの服用
ミネラル、ビタミンB群を含んでいるもの
少量を数回に分けて食事をする
5~6回程度に分けて食事をする
食事に対する説明
・妊婦用マルチビタミンの服用
ビタミンB6にはつわりの吐き気を軽減させる作用があります
しかしながら食事の中でビタミンB6をとることはその食品を体が受け付けない場合もあるため難しいです
食品例)カツオ、マグロ(赤身)、鮭、豚ヒレ肉、鶏ささみ、鶏レバー、バナナ、赤パプリカなど
水溶性ビタミンのため排泄もされやすくコンスタントに摂取するのは結構大変です
また葉酸には胎児の先天異常や流産のリスクを軽減させる効果もありこちらも一緒に摂取することができます
食品例)鶏レバー、菜の花、モロヘイヤ、ホウレンソウ、ブロッコリー、イチゴ
※熱に弱いため生食できる野菜や果物から摂取すると効率がいいです
これらを無理なく賄うために服用をおすすめしていますがこれだけに頼らないようにしましょう
※また錠剤などが大きいと吐き気を催す場合もあるので大きさにも注意してください
・食べられるものを食べられるときにすこしづつ
血糖値を安定させることが大切になってきます
大きく変動するようなことは避けていくことが必要です
夕飯から朝食にかけては時間がかなり空いてしまうこともあるため夜食(常識の範囲内で健康的なものを選ぶ)をとっていただくと血糖値の急上昇、急降下を避けられます
炭水化物や甘いものなどは脂質のあるものやたんぱく質のものと一緒に摂ると糖の吸収が穏やかになるので血糖値の急上昇を防ぐことができます
・低血圧の方は塩分をとる
むくみが出てきて塩分を敬遠する方もいますが、血圧が低いことによって血流が悪くなるとつわりの症状がより出てきてしまうこともあります
そんな方は塩分をとっていただくことをお勧めします
また、塩飴を持っておくと手軽に塩分補給ができるのでお勧めです!
・受け付けないものは食べない
無理して余計に気分が悪くなってしまっては本末転倒なので無理をする必要はありません
食べられるものと食べられないものを記録しておくといいかもしれません
食べられるのもでも日によって食べられない時もあります
それは誰でも同じなので特に気にする必要や不安に思うことはありません
・十分な水分補給を
脱水症状は妊婦だけでなく胎児も危険にさらすことになります
繰り返す嘔吐により水分とともに電解質も失ってしまうのでスポーツ飲料を水で薄めて飲むのがおすすめです
真水だと電解質の補給ができないためつわりの症状を悪化させる可能性があります
休息と運動
母親の体は胎児を育てる環境づくりにエネルギーを集中的に使っています
そのためいつも以上に疲労感や眠気が襲ってきます
疲れた時は無理をせず休息や15分程度の仮眠をとるようにしましょう
運動も大切です!運動不足になってる方が非常に多いです…
適度な運動は体の活力を高め疲労感を軽減させます
さらに質のいい睡眠、体重の過度な増加を防ぐことができるので無理のない範囲でぜひ実践してください
アロマ
妊娠中はにおいにも敏感になっています
そのためアロマによるつわりの症状の軽減も望めます
妊娠中には禁忌とされる精油もいくつかありますのでむやみやたらに選ばずしっかりと調べてから試してみてください
今回は3種類妊娠中でもお勧めの精油をご紹介します
グレープフルーツ
柑橘系のさわやかな香りで妊娠、分娩の方に向いている精油です
柑橘系のアレルギーのない方は安全に使っていただけますがアレルギーのある方は避けてください!
ジンジャー
スパイシーかつウッディーな香り
胃、消化管に良いとされていますが芳香自体に吐き気を催す人もいるため注意が必要です
ライム
ベルガモットに似たさわやかな香りでマタニティケアに有用です
ジンジャーと合わせて使うと効果的な場合が多いようです
自宅においてはアロマディフューザー、アロマポットで使っていただき
出先などではハンカチなどに少しだけ垂らして持ち歩き、気分が悪くなったら嗅いで頂くようにしてみましょう
まとめ
今回ご紹介したのはつわりの対処法の一部です
その中でもご自身にあった対処法が1つでもあれば幸いです
今回ご紹介する運動はマタニティヨガの1部です
呼吸を意識して動画を参考にぜひやってみてください!
https://youtu.be/R1pXekNke8o