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腰痛の原因の一つに太ももの裏側がうまく使えていないことがあります。
今回は太もも裏の筋肉にスポットを当てていきます!
体の重心が変わる!
本来頭から真下に重心がありますが、お腹が大きくなることによって重心が前に傾いてきます。
体を支えるために前重心となるので骨盤も前に傾いてきます。
骨盤が前に傾くと結果として反り腰となり腰痛の原因になります。
また、体を支えるために足幅を広げガニ股になっていきます。
そうすると前のめりをかばうために太ももの前と外側は非常に使うようになります。
その逆で太ももの裏側とお尻の筋肉はほとんど使えなくなります。
産婦人科でお尻や太ももの筋肉をうまく使えずお尻を振るように歩く妊婦さんを見たことある方も多いはずです。
このように重心が変わることによって骨盤の位置関係が変わってきます。
産後の太ももはアンバランス!?
太ももの前側と外側の筋肉は非常に張ってくる。
大腿四頭筋
歩きくとき、走るときにブレーキをかける筋肉、前に倒れそうになるのを防ぐため妊婦さんはよく使う。
大腿筋膜張筋
ガニ股になると内側の筋肉はうまく使えなくなるので外側をメインに使うようになる。
この二つの筋肉の使い過ぎによりパンパンに張ってきて太ももがより太くなります。
この筋肉もストレッチなどで和らげていく必要があります。
太ももの後ろの筋肉
大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3個の筋肉がメインにまります。
歩くとき、走るときに加速させるときに働く筋肉になります。
本来は強い筋肉ではありますが、使えていなければ衰えていきます。
この3個の筋肉は座骨結節という場所にくっついているため柔軟性がなくなっていると骨盤の動きに影響します。
筋肉は使わなくても硬くなる?
筋肉は使いすぎると硬くなります。
また疲労がたまっていくと張り感が強く柔軟性がなくなり硬く疲れやすい筋肉になっていきます。
さらに使わない筋肉も硬く柔軟性を失っていきます。
使わない筋肉は薄くなっていきその上の皮膚の張りもなくなっていきます。
その結果垂れ下がりその上にセルライトが乗っかります。
そうならないためにも筋肉は使いすぎず、使わなすぎず上手に付き合っていく必要があります。
ももの筋トレでつりそうに!?
筋肉は使わないと衰えるだけでなく動き方も忘れます。
筋肉に力が入らない状態(筋出力の低下)の筋肉はうまく動きません。
その状態で急に筋トレを始めると足がつって痛い思いをしたりします。
動きを忘れた状態での筋トレは筋肉の誤作動を引き起こしやすいので注意が必要です。
そのため筋トレ前には筋出力がうまく出せる状態にしておくことが必要になってきます。
ももの前側、外側は見た目にも変わり気になるところではありますが、ももの裏側の筋肉のメンテナンスも重要です。
ももの後ろを使える体の環境づくりは今後の日常生活にも大切になっていきます。
今回の運動はももの後ろの筋肉を出力を出せる状態にできる動的ストレッチになっています。
筋トレ前、風呂上がりのストレッチにもぜひやってみてください。
※腰痛が強い人はおすすめしません!
1.両かかとをつけて立ち足首の外側を両手で持ちます。
2.胸を膝の前側につけそのままお尻を持ち上げるように膝を伸ばし10秒カウントします。
3.ももの裏側の内側と外側が同じくらい張っていることを確認します。
4.ももの後ろの内外はこのあと常に緊張している状態を維持します。
5.足を骨盤幅まで開きそのまま両手を膝の上に移動します。
6.腰より少し上の部分を中心に体を反らします。
7.両手を前へならえしあごを引きお腹をへこませて10秒カウントします。
8.そのままの体制で両腕を上にあげ体と腕がまっすぐ一直線上になるようにして10秒カウントします。
9.体をゆっくりと元に戻し軽く伸びをします。
動画はこちらになります。
https://youtu.be/2WZUysNe7yI